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お歳暮の礼儀作法

●のし紙や水引について

「のし」とは「のしあわび」の略で、本来は祝儀と不祝儀を区別するためにつけられたアワビを意味しています。「水引」とは和紙を細かく切ってこよりを作り、糊で乾かし固めたものを指します。
贈り物には白い奉書紙を掛け、水引で上包みを結び止め、のしをつけます。これらを1枚の紙に印刷したものを「のし紙」といいます。お歳暮にのし紙をつける際は、左右の両端が裏面で右前になるように重ねるのが望ましいとされています。品物の形などで両端が重ならない場合や、側面までしか届かない場合は、これにこだわる必要はありません。のし紙のつけ方には、商品に直接のし紙をかける「外のし」と、包装紙の上からのし紙をかける「内のし」があります。基本的には、手渡しする場合は外のし、配送の場合は内のしにすることが多いようです。

●お歳暮の渡し方

お歳暮の渡し方には、直接手渡しをする方法と、郵便で渡す方法があります。本来は相手のお宅を訪問して直接渡すのが正式な渡し方ですが、最近は郵送が主流になっています。
訪問して手渡しをするときは、事前に相手の都合を聞いておきましょう。電話でもかまいませんが、目上の人に訪問する場合などは、手紙で確認する方が無作法とされる危険性は低くなります。訪問する時間は10時〜11時、14時〜16時が妥当とされています。お歳暮を渡す際は、品物を下座においてあいさつし、品物の正面を自分に向けて持ち、それを相手に正面が向くよう持ち直して、渡します。
郵送する場合は、カードを入れるか、別便で送り状を出しましょう。送り状の内容は、季節の挨拶、先方への感謝を伝える言葉、品物の内容、配達日時、最後に先方の無事を祈る言葉の順で書くのが、通例とされています。

●お歳暮を貰ったら

お歳暮のお返しは不要ですが、お礼の電話や手紙は、最低限のマナーとして送るようにしましょう。電話や手紙で「高価なものをいただき…」など、贈り物の品定めをするのはマナー違反です。物より贈り主の心に対して感謝を伝えることが大切です。どうしてもお返ししたい場合は、お礼の手紙とともにお返しをします。もらったお歳暮の値段以上の物をお返しするのは、相手に「気を遣わせた」と思わせてしまうので、避けたほうが良いです。お返しはもらいものの半額が一般的なようです。もし、お返しの品物が、お歳暮の時期を過ぎてしまった場合は「お礼」や「お年賀」という形で贈るようにしましょう。